なんてこと、ありませんか?
当たり前のことですが、クレジットカードはきちんと自己管理をしないとお金を使いすぎてしまう危険性があります。
とはいえ、管理ができていないと使いすぎてしまうのは現金でも同じこと。
「クレジットカードはお金を使いすぎてしまうから危険だ」と言われることがありますが、管理ができればそれほど恐ろしいものではありません。
このページでは、クレジットカード払いの家計簿のつけ方のコツをまとめてみました。
クレジットカード払いの管理が難しい理由
忘れたころにお金が引き落とされる
クレジットカード管理の厄介なところは、支払い金額の後払いシステム。
例えば、クレジットカード支払いで「1回払い」を選んだ場合、実際に自分の口座から使ったお金が引かれるのは1ヶ月~2ヶ月後。
忘れたころに引き落とされるので、カード払いをなんとなく使っていると「何にお金を使ったかわからない」という現象が起こってしまいます。
どんなときでも利用限度額までお金を使える
クレジットカードで使えるお金の範囲はカードの利用限度額で決められています。
現金と違って手元にお金がなくても自由にお金を使えるので、ちょっとした気の緩みで予算を超えた買い物ができてしまうことも。
家計簿のクレジットカード払い管理方法は2通り
家計簿でクレジットカード払いを管理する方法はおもに2通り。
- クレジットカードを使うたびに記録する
- 引き落とし日に1ヶ月分まとめて記録する
2つの管理方法に正解・不正解はありません。
ただ、わたしが実際に両方を試してみたところ、使いすぎを防ぐためにきちんと管理したいなら「クレジットカードを使うたびに記録する」一択だと感じました。
まずはそれぞれのやり方の違いをみていきます。
クレジットカードを使うたびに記録する
クレジットカードで支払った分を、使った日の支出として記録していきます。
例えば、10月15日に映画館でレジャー費3,600円をクレジットカードで支払った場合。
⇒ 10月15日の支出として記録する
カード払いであっても「カード費」という費目は作りません。
家計簿には「食費」「レジャー費」など、当てはまる費目の支出として記録し、支払うたびにそれぞれの予算から使った分のお金を引いておきます。
→ 引いたお金はカード支払い用に別にとっておいて、引き落とし前に口座に入金するという流れ。
- 現金の家計管理に似ている
- 使うたびに予算のお金が減っていくので使いすぎを防げる
- お金を移動するのがいちいち面倒くさい
慣れるまでは、使うたびに記録したり、お金を移動することを面倒に感じるかもしれません。
しかし、予算の残高が目に見えてわかるので、カード払いにありがちな使いすぎや浪費を予防できます。
引き落とし日に支出として記録する
クレジットカードの支払い額が口座から引き落とされるときに、1ヶ月分の支出をまとめて記録します。
「カード費」という費目をつくって、月に一度の管理していきます。
例えば、10月15日に映画館でレジャー費3,600円をクレジットカードで支払った場合。
⇒ 翌月11月28日に10月分の利用金額が引き落とされる
⇒ 11月28日の「カード費」支出として記録する
カード費を作って管理する場合、あらかじめカード支払いに使えるお金の上限を決めておきましょう。
定期的に利用明細を確認して、予算以上のお金を使わないように気を付けます。
- 日々こまごまとしたお金の管理・移動をしなくていい
- 「カード払い」という不透明なお金がうまれるので浪費しやすい
このやり方の場合、面倒な細かい作業は必要ありません。
しかし「カード費」は使い道が不透明なお金になりやすいので、細かく記録しない分、浪費しやすい環境にはなります。
浪費を徹底的に洗い出したい人にはおすすめできませんが、ある程度の浪費は許容して大体の予算を超えなければOKと考えるゆるいやり方をするならアリ。
カードの明細を確認するのがつい面倒になってしまう…という人は、クレジットカードの公式アプリで利用明細を確認できるカードを利用しましょう。
公式アプリで利用明細のチェックができるクレジットカード
おすすめの理由はアプリだけではありません。「お得なクレジットカードを比較しました」で紹介しています。
クレジットカード払いは「使うたびに記録」でわかりやすく管理しよう
さて、2つの管理方法を比べてみましたが、個人的におすすめするクレジットカード管理方法はクレジットカード払いを使うたびに記録していくやり方です。
支払うたびに記録していくのは正直めんどくさいけど…
- お金が減っていくのがわかる
- 予算の残金がわかる
- 使いすぎを防げる
現金と似たようなやりくりをすることができます。
使うたびに記録する管理方法の手順は4ステップ
- STEP.1封筒を用意するクレジットカード引き落とし用に封筒を用意します。
- STEP.2クレジットカード払いをしたら家計簿に記録する家計簿の費目にあわせて、クレジットカードの支出を家計簿に記録します。
「カード費」という費目を作るのではなく、「食費」「日用品費」「レジャー費」などの費目ごとに現金払いのものと同じように書き込みます。 - STEP.3封筒にカード払いした支出を移動する各費目の予算からクレジットカード引き落とし用封筒にお金を移動します。
封筒に「日付・用途・金額」をメモしておくと入れ忘れを防げます。 - STEP.4引き落とし用のお金を入金する支払日前に、引き落とし用にとっておいた封筒のお金を口座に入れます。
封筒のメモ書きとクレジットカードの利用明細をチェックすれば、解約し忘れの支払いに気づくことができます。
クレジットカードを使うたびに支出として記録していく管理方法を実践すると、使ったその場で予算からお金が減っていく仕組みができあがります。
【応用編】袋分け家計簿を使って、家計簿をつけずに管理する
袋分け家計簿を応用すれば、家計簿を省略することもできます。
- STEP.1封筒を用意するクレジットカード引き落とし用に封筒を用意します。
- STEP.2クレジットカード払いをしたら予算の袋からお金を移動するクレジットカードを使ったら、各費目の予算が入っている封筒から使った分だけをクレジットカード引き落とし用封筒にお金を移動します。
- STEP.3引き落とし用のお金を入金する支払日前に、引き落とし用にとっておいた封筒のお金を口座に入れます。
長く続けるコツは、あまり細かくやりすぎないこと
クレジットカード引き落とし用の封筒に移動するお金を1円単位で計算しているとストレスになります。
例えば、2,980円なら→3,000円移動する。
といったように、ゆる~くやるのが長く続ける秘訣。
クレジットカード払いの管理まとめ
クレジットカード管理の難しさは
- かんたんに予算を超えてしまう支払いをどう抑えるか
- 忘れたころに引き落とされるお金をどこから出すか
を解決しなければならないところ。
そもそもクレジットカードの管理以前に
- 家計管理が上手くいっていない
- 食費や日用品費などの生活費の予算がなかなか守れない
という場合は、まずは現金払いで家計管理をはじめるのがおすすめです。(わたしも最初は現金管理から始めました…!)
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