家計管理はダイエットと似ているので、無謀すぎる目標体重(目標予算)を決めても、なかなか達成できずにやる気がなくなってしまうことがよくあります。
そんなとき、一体何を基準に予算を決めればいいのか。
このページでは、家計簿の予算を決める方法・手順をできるだけシンプルにまとめてみました。
これを読めば、まったくの初心者の状態でも自分にぴったりの予算と出会う方法がわかります。
家計簿の予算を決める方法・手順
自分にピッタリの予算を見つけるために、必要なことはただ一つ。
家計簿をつけて、自分がひと月のうちに何にいくら使っているのかを知ることです。
- STEP.1家計簿をつける自分が何にどのぐらいお金を使っているか知る
- STEP.2家計簿の支出を目安に予算を決める現実的にいくらなら生活できるのかを考える
- STEP.3支出と予算を見直しながら、自分の予算を探す
誰かの家計簿の数字を参考にするのではなく、自分のお金の使い方を参考に決めることが大事。
各項目についてさらに深堀していきます。
STEP.1 家計簿をつける
「家計簿なんてこれまで続いたことないよ」と不安な人も安心してください。
今回は自分が何にどのぐらいお金を使っているかを知るために家計簿をつけるという明確な目標があるので、普段より続けやすいはずです。
支出の記録をつけるだけなので、やり方は紙の家計簿でもアプリでも好きな方法でOK。
家計簿アプリならマネーフォワードが人気です。
STEP2. 家計簿の支出を目安に予算を決める
1~3ヶ月続けた家計簿の支出を目安にして予算を決めます。
理想の金額を目安にするのではなく、現実的に予算内に収まる金額にすることが大事。
頑張る気持ちはすごく素敵だけど、家計管理はずっと続けていくものだから無理は禁物。今の自分が無理せずに生活できる金額を予算にしましょう。
STEP3. 支出と予算を見直しながら自分に合った予算を探す
毎月の支出と予算を見直しながら、ちょうどいい予算を探していきます。
予算を見直すときに比較する相手はいつも過去の自分。
最近はSNSで家計簿を公開している人も多く、たくさんのお手本や情報と出会うことが多いですが、他人と自分とでは考え方も生活環境も違うので家計の予算も違って当たり前です。
「あの人はできているのに、自分はなんでできないんだろう」という心配は無用。
比べる相手はいつも過去の自分にしましょう。
家計簿の予算決めのコツ
実際に予算決めを始めてみると、さまざまな悩みがあらわれます。
年間100万円貯金したいけどできるか不安
貯金の目標額を決めたい場合は、まず目標額を貯めるために月々どのぐらい貯めれば達成できるか計算してみることが大事。
年間100万円貯金なら
100万円÷12ヶ月=83,333円
→ ひと月あたり約84,000円の貯金が必要
大きな目標をなんとなくで掲げる前に、達成までの小さな目標(月ごとの貯金額)を決めてリアルに達成できる目標を作りましょう。
わが家の場合は月84,000円貯金するのは無理だったけど、年2回のボーナスをあわせて年間100万円の貯金目標を立てました。
支出の見直し方がわからない
「一体どこから支出を見直せばいいかわからない」
そんなとき、消費・浪費・投資の考え方で支出を見直す方法がわかりやすかったです。とっても初心者向けでかんたんでした。
浪費の感覚がわかってきたら、固定費の節約からはじめましょう!
予算が多すぎないか不安
周りと比べないようにしていても「うちは予算が多すぎるような気がする」と気になってしまうことがあるかもしれません。
そんなときは家計の黄金比率を調べて目安にしてみるのがおすすめ。
家計の黄金比率とは、理想的な支出の目安をあらわす割合のこと。
家庭によって事情が違うのは当たり前なので黄金比が絶対ではないけど、どうしても目安が気になるときの参考に。
家計簿の予算の決め方まとめ
家計簿の予算は理想の予算ではなく、現実的に予算内で暮らせる金額に決めるのがおすすめです。
初めに決めた予算が上手くいかなくても、何度でもやりなおして自分に合った予算を探しましょう。
これを書いているわたしも、このやり方で自分に合った予算を決めてから、今は家計簿ナシで家計管理できるようになりました。